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aisuの家が大切にする「びおソーラー」について

暮らし方
aisuの家が大切にする「びおソーラー」について

aisuの家が目指しているのは、性能や意匠、外観、コスト、そのすべてが無理なく調和した「これがいいよね」と思える住まいです。

ルールをきっちり決めて完璧を追うのではなく、暮らし方や技術の変化に合わせて、より良く更新していけるような、そんな柔軟な設計の考え方を大切にしています。その考えのひとつが「びおソーラー」を標準設計として取り入れていること。

今の家づくりで欠かせないテーマは、「心地よさ」と「エネルギーを無駄にしないこと」。aisuの家では、それをできるだけ自然の力でかなえられたら、という思いがあります。

「びおソーラー」は、太陽のエネルギーを“電気”ではなく“熱”として活かすことで、家の中の温熱環境を心地よく整える仕組み。屋根の上に設置されたパネルが太陽の熱を集め、その温まった空気を床下や壁の中に送り込むことで、家全体をじんわりと暖めていきます。冬の朝、足元からふわっと感じるあたたかさは、このびおソーラーならではの心地よさです。

びおソーラーの魅力は何と言っても、家全体が自然にあたたまるということ。一般的な暖房機器のように、一部が暑すぎたり遠くが寒かったりと、そんな温度ムラを感じにくいのが特徴です。

例えば、広がりのあるワンルーム空間でも、南側と北側の温度差が少なく、キッチンや水まわり、ロフトなど家のどこにいても快適。急な寒暖差で体に負担がかかることも少なく、家族の健康を守るやさしさがあります。

さらに複雑な機械を使わない構造のため、維持管理もとてもシンプル。取り入れている換気装置は、特別な専用品ではなく一般流通品のため、将来の交換や修理も安心です。ロフトに設置された設備もコンパクトで、すっきりと納まります。

びおソーラーの力を最大限に引き出すために、aisuの家では断熱性能の基準として「UA値0.56~0.5」を想定。これは、家全体の熱がどれだけ逃げにくいかを示す数値で、これにより自然エネルギーをしっかり受け止め、冷暖房に頼りすぎない住環境を整えています。

aisuの家がびおソーラーを取り入れたのは、太陽の恵みを日々の暮らしに取り込みながら、心地よく、無理のない暮らしをつくりたいと考えたからです。住む人の感覚に寄り添いながら、今より少しでもよい暮らしへ。aisuの家はこれからも、「これがいいよね」と自然に感じられる住まいを、ていねいにかたちにしていきます。