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間取りが決まっていない家づくり。土地から暮らしをデザインするaisuの家

暮らし方
間取りが決まっていない家づくり。土地から暮らしをデザインするaisuの家

家づくりを考えるとき、多くの人がまず思い浮かべるのは「間取り」かもしれません。どんな部屋をつくろう、どこに収納を置こう。けれど、aisuの家には最初から決まったプランがありません。それは、間取りを描くことよりも先に「住環境」をデザインすることを大切にしているからです。

家は同じ形のものがいくつもあっても、建つ土地はひとつとして同じものがありません。日当たりや風の抜け方、隣家との距離、道路とのつながり。土地ごとに異なる個性があり、その環境を読み解くことが家づくりの出発点となります。

aisuの家は、まずその敷地を丁寧に観察し、光や風、視線の抜け方などを見極めながら、心地よい暮らしが生まれる環境を整えます。

そのため、あらかじめ決まった間取りは存在しません。建物の「置き方」が変われば、自然と内部の構成も変わっていくからです。

南に向かって大きく開く家もあれば、木々に囲まれた北側に静かに窓を開く家もある。aisuの家は、図面を先に描くのではなく、敷地を読み解きながら「暮らしの風景」を組み立てていきます。

とはいえ、aisuの家は完全なフルオーダー住宅ではありません。基本となる大きさがあり、24坪という「ちょうどよい大きさ」です。この制限には理由があります。住まいづくりを現実的な予算の中で考え、無理のない計画を立てるためです。

限りある面積だからこそ、1㎡も無駄にしない設計が求められます。制約の中で工夫を重ねることで、空間には自然と豊かさが生まれます。大きな家に頼らず、必要なものを必要な分だけ整える暮らし。それがaisuの家の考える「ちょうどよい豊かさ」です。

24坪というコンパクトな空間の中では、動線の短さや家族の距離感、光や風の流れを丁寧に整えることが欠かせません。余白を活かした設計によって、限られた面積の中にも開放感が生まれます。

大きさにとらわれず、暮らしの質を見つめ直すことで、自分たちらしい住まい方が見えてくる。aisuの家は、そんな等身大の暮らしを大切にしています。

決まったプランがないということは、自由に新しい暮らしを描けるということでもあります。敷地によって、リビングの位置や窓の高さ、庭とのつながり方はまったく異なります。

その土地がもつ条件や魅力に合わせて、最も自然な住まい方を探していく。ときには土地そのものが、住む人のライフスタイルを導くこともあります。aisuの家は、その変化を楽しみながら、土地と人に寄り添う家をつくります。

家づくりは白紙から始まりますが、そこに込められた想いは変わりません。敷地を丁寧に読み解き、環境を整え、限られた大きさの中で最大限の豊かさを引き出す。そして現実的な予算の中で無理なく実現する。その積み重ねが、暮らしに長く続く心地よさを生み出します。

決まったプランがないからこそ、完成した家はどれもその土地と住まう人にぴったり寄り添う。それが、aisuの家の考える「自分らしい暮らし」です。